<第8回JDPUセミナー>が参加者20名で開催致しました。
今回の講師は、大阪府産業デザインセンター勤務、デザイン振興行政を専門分野に
大阪のデザイン業界には馴染みの深い「杉本清」氏を講師としてお招きし
「公共」とデザインをテーマにお話をしていただきました。
杉本氏はその立場から「くれぐれも大阪府の見解ではない」との前置きをしながら、
30年以上も、デザインを行政側から見てきた思いや、
公共デザインのあり方を韓国など海外のデザイン施策を
自らが撮影された写真などで解説されました。
公共事業に風水を取り入れ、河川改修(人工河川)で観光客を増やした韓国の事例を紹介しながら、
大阪府には「水」を切り口に活性化する余地があり、
そのためには「民」が抱く「公共」のイメージを再構築する必要があるのではないか。
「公共」はイコール「行政府」ということではなく、
「行政」と「民」が双方に繋がる場としての「公共」という捉え方が重要と解かれ、
地域での民意の高まりと行政の関係性を
「デザインでプロデュースすることによって新しい公共を築くことが出来る」と話されました。
また、本研修8回を全て受講された新組合員「すなめり商店 今井 一夫」氏が
JDPUの規程によりJDPU認定プロデューサーとして越田理事長より証書を授与されました。
今回で1年間の研修セミナーも修了しました。
また、プロデューサー制度委員会は、次年度に向けて新たな取り組みを思考していますので
よろしくお願い致します。
プロデューサー制度委員長 木下孝広